退職時にもらう書類・返すもの一覧|離職票・源泉徴収票・保険証と受取/返却の時期

退職時にもらう書類は離職票・雇用保険被保険者証・年金手帳・源泉徴収票・退職証明書の5点、会社へ返すものは健康保険証・社員証・貸与品が中心です。源泉徴収票は退職後おおむね1か月以内、離職票は10日前後で届きます。もらう物と返す物を受取・返却の時期つきで一覧にします。

この記事でわかること

  • 退職時にもらう書類5つと、それぞれ何に使うか。転職先が決まっている人・未定の人で必要度が変わる
  • 必ずもらう書類請求してもらう書類の違い。離職票と退職証明書は「言わないと出ない」ことがある
  • 会社へ返すもの(健康保険証・社員証・貸与品)と、返すタイミング・郵送のマナー
  • 各書類がいつ届くかの目安と、届かないときの催促・再発行ルート

公的情報源: 厚生労働省 ハローワーク(雇用保険の具体的な手続き)/日本年金機構/国税庁/全国健康保険協会

書類の受け取りと並行して、次の求人も見ておきたい方へ。エージェントの使い勝手は実体験ベースで整理しています。

結論を先に書きます

退職の書類は「もらう物」と「返す物」の2方向で考えると一気に整理できます。もらう物は転職や給付・税金の手続きに使い、返す物は会社の資産だからです。

もらう書類は5点、返すものは3種類が基本。まずは受け渡しの全体像を1枚で押さえます。

目次

退職時にもらう書類・返すものの全体像|受け渡しマップ

退職の書類でつまずく人の多くは、もらう物と返す物が頭の中で混ざっている状態です。方向で分ければ、抜け漏れはほぼ防げます。

退職時は会社から離職票など5つの書類をもらい、会社へは健康保険証・社員証・貸与品を返す。
図:もらう物(書類)と返す物(保険証・物品)を向きで分ければ抜け漏れを防げる

会社から自分へ来るのが「書類」、自分から会社へ返すのが「物品と保険証」。この向きを最初に固定してから、1つずつ確認していきます。

この記事の要点
  • もらう=5点(離職票・雇用保険被保険者証・年金手帳・源泉徴収票・退職証明書)。転職・失業給付・税金に使う
  • 返す=3種類(健康保険証・社員証・貸与品)。最終出社日〜退職後すぐが基本
  • 離職票と退職証明書は請求しないと出ないことがある。退職前に発行を依頼しておく
  • 受け取りの遅い源泉徴収票・離職票は、届かないとき用の再発行ルートを知っておくと安心

退職時にもらう書類は5つ|離職票・源泉徴収票ほか

もらう書類は5点です。「必ず渡される物」と「請求して受け取る物」に分かれる点だけ、先に押さえてください。

退職時にもらう書類は必ず渡される物と請求して受け取る物に分かれ、離職票は請求が必要。
図:離職票と退職証明書は「言わないと出ない」ことがある。退職前に発行を依頼する

退職時にもらう書類 早見表

書類主な用途受け取り方
離職票(1・2)失業給付の申請請求 → 退職後10日前後に郵送
雇用保険被保険者証転職先の雇用保険手続き最終出社日前後に受け取る
年金手帳/基礎年金番号通知書転職先の厚生年金・国民年金の切替会社預かりなら返却を受ける
源泉徴収票転職先の年末調整・確定申告退職後おおむね1か月以内に交付
退職証明書国保・扶養加入、離職票が遅い時の代用請求すれば交付(法律上の義務)

離職票|失業給付を受けるなら必須

離職票は、失業給付(基本手当)を申請するための書類です。転職先が決まっていない人は、まずこれが要ります。

発行はハローワーク経由のため、手元に届くのは退職後10日前後が一般的。会社に「離職票が必要」と伝えておかないと発行されないことがあるので、退職前に依頼しておきます。

源泉徴収票|年末調整・確定申告で使う

源泉徴収票は、その年に会社が支払った給与と天引きした所得税の記録です。転職先での年末調整や、自分でする確定申告に使います。

交付は法律上の義務で、退職後おおむね1か月以内が目安。年内に転職する人は、新しい会社へこの1枚を提出して税額を精算します。税金まわりの流れは転職と税金(住民税・年末調整・源泉徴収票)の記事で退職月別に整理しています。

雇用保険被保険者証|転職先の雇用保険手続きに

雇用保険に入っていたことを証明する書類です。転職先で雇用保険に加入する際に提出します。

入社時に会社が預かっているケースも多く、その場合は退職時に返してもらいます。紛失していてもハローワークで再発行できるので、慌てる必要はありません。

年金手帳・基礎年金番号通知書|年金の切替に

厚生年金から国民年金、または転職先の厚生年金へ切り替えるときに基礎年金番号を使います。近年は年金手帳に代わり基礎年金番号通知書が発行されています。

会社が預かっている場合は退職時に返却を受けます。番号が分かる書類なら、通知書でも旧年金手帳でも構いません。

退職証明書|国保・扶養の手続きや代用に

退職証明書は、退職した事実・退職日・在職期間などを会社が証明する書類です。国民健康保険への加入や、家族の扶養に入る手続きで求められることがあります。

離職票が届くまで時間がかかるとき、代わりに退職日を示す書類としても使えます。労働基準法により、請求すれば会社は交付する義務があります。

退職時に会社へ返すもの一覧|保険証・社員証・貸与品

返すものは会社の資産です。返却漏れはトラブルのもとになるため、退職前にリストで確認しておきます。

退職時に会社へ返すもの

返すもの具体例返すタイミング
健康保険証本人・扶養家族分すべて退職日以降すみやかに(郵送可)
社員証・IDカード入館カード・名刺最終出社日
貸与品PC・スマホ・制服・鍵・書類最終出社日

健康保険証|退職後は使えない

会社の健康保険証は、退職日の翌日から使えなくなります。本人分だけでなく、扶養家族の分もすべて返します。

最終出社日に返せない場合は、退職後に郵送でも構いません。返却後は、国民健康保険・任意継続・家族の扶養のいずれかへ切り替えます。この3択の比べ方は退職後にやる手続きの記事で詳しく整理しています。

社員証・貸与品|最終出社日にまとめて返す

社員証・入館カード・名刺は、在籍を示す物なので最終出社日に返します。ICカードキーを兼ねている場合、返却漏れはセキュリティ上のトラブルになりやすいので注意します。

会社から借りているPC・スマホ・制服・鍵・業務資料も同様です。データや機密書類は、返却か廃棄かを担当者に確認しておくと安全です。

郵送で返すときの注意
最終出社日に返せない物は郵送でも構いませんが、着払いはマナー違反になりやすいので元払いで送ります。保険証など個人情報を含む物は、追跡できる方法で送ると安心です。送付前に一言連絡を入れておくと行き違いを防げます。

書類を受け取る時期の目安|いつ届くか

書類は同時には届きません。早い物は最終出社日、遅い物は退職後1か月と幅があります。時系列で押さえておきます。

退職の書類は最終出社日から退職後1か月まで幅があり、離職票は10日前後、源泉徴収票は1か月以内に届く。
図:早い物は最終出社日、遅い物は退職後1か月。届く前提でスケジュールを組む

離職票と源泉徴収票は郵送で後日届くのが普通です。転職活動や手続きのスケジュールは、この2つが届く前提で組んでおくと慌てません。

もらう書類が届かないときの対処法

期日を過ぎても届かないときは、放置せず順番に動きます。まずは会社、それでも解決しなければ公的窓口です。

書類別・届かないときのルート
  • 離職票:まず会社へ催促。それでも出ないなら管轄のハローワークに相談すると、会社への確認や仮手続きを案内してもらえる
  • 源泉徴収票:会社へ請求しても出ない場合、税務署に「源泉徴収票不交付の届出」を提出できる
  • 雇用保険被保険者証・年金の番号:紛失・不明でもハローワーク・年金事務所で再発行や番号確認ができる
  • 退職証明書:請求すれば会社に交付義務がある。応じない場合は労働基準監督署に相談できる

離職票や源泉徴収票は、会社の事務処理の都合で遅れることもあります。1〜2週間の遅れなら一度催促して待ち、それ以上なら公的窓口へ、と段階で考えると動きやすいはずです。

もらった書類は何に使う?転職先が決まっている人・未定の人

同じ書類でも、次が決まっているかで必要度が変わります。自分がどちらかで、優先順位が決まります。

状況別に見る 書類の使いどころ

書類転職先が決まっている人転職先が未定の人
離職票原則不要失業給付に必須
源泉徴収票転職先の年末調整に提出翌年の確定申告に使う
雇用保険被保険者証転職先へ提出再就職時まで保管
退職証明書使わないことが多い国保・扶養の加入に使う

転職先が決まっている人は、書類を新しい会社に渡すのが中心です。未定の人は、失業給付・国保・年金・税金を自分で手続きするため、書類の出番が多くなります。

退職から次の就職までの手続き全体は退職後にやる手続きガイドに、退職そのものの進め方は円満退職の進め方にまとめています。有給を使い切ってから辞めたい方は退職時の有給消化の方法と権利もあわせてどうぞ。

よくある質問

退職の書類・返却物について、特に質問の多い6つに答えます。

Q1. 退職時に必ずもらう書類はどれですか?

雇用保険被保険者証・年金手帳(基礎年金番号通知書)・源泉徴収票の3つが基本です。離職票と退職証明書は、必要な人が請求して受け取る書類です。転職先が未定なら離職票、国保や扶養の手続きをするなら退職証明書も依頼しておきます。

Q2. 離職票はいつ届きますか?

退職後10日前後に郵送されるのが一般的です。会社がハローワークへ手続きし、そこから交付されるため数日〜10日ほどかかります。2週間以上届かないときは、まず会社へ催促し、それでも出ないなら管轄のハローワークへ相談してください。

Q3. 源泉徴収票がもらえないときはどうすればいいですか?

会社には交付義務があるため、まず退職した会社へ請求します。それでも出ない場合は、税務署に「源泉徴収票不交付の届出書」を提出できます。税務署から会社へ指導が入り、交付につながることがあります。

Q4. 健康保険証はいつ返しますか?

退職日の翌日から使えなくなるため、退職後すみやかに返します。最終出社日に返せない場合は郵送でも構いません。本人分だけでなく、扶養家族の保険証もすべて返却が必要です。返却後は国保・任意継続・扶養のいずれかへ切り替えます。

Q5. 貸与品や保険証を紛失してしまいました。どうなりますか?

まず担当者に正直に伝えます。会社の規定により弁償を求められる場合があるので、勝手に判断せず相談してください。保険証を紛失した場合は、保険者へ届け出て所定の手続きをとります。放置すると悪用や請求のトラブルにつながるため、早めの連絡が安全です。

Q6. 返却物は郵送で送っても失礼になりませんか?

最終出社日に返せない物は郵送で問題ありません。ただし着払いはマナー違反になりやすいので元払いで送ります。個人情報を含む物は追跡できる方法で送り、送付前に一言連絡を入れておくと行き違いを防げます。

まとめ:退職の書類は「もらう」と「返す」で整理する

退職の書類は数が多く見えますが、もらう物と返す物の2方向で分ければシンプルです。

この記事のまとめ
  • もらう書類は5点=離職票・雇用保険被保険者証・年金手帳・源泉徴収票・退職証明書。転職・失業給付・税金に使う
  • 離職票と退職証明書は請求しないと出ないことがある。退職前に発行を依頼しておく
  • 返すものは3種類=健康保険証・社員証・貸与品。社員証と貸与品は最終出社日、保険証は退職後すみやかに
  • 受け取りは最終出社日〜退職後1か月と幅がある。源泉徴収票は1か月以内、離職票は10日前後
  • 届かないときは会社への催促→ハローワーク・税務署・年金事務所の順で動く

書類の受け渡しが片づいたら、次は求人を見る番です。転職先が早く決まれば、保険や年金の切り替え自体が不要になる場面も増えます。

書類の整理と並行して、次の一歩は求人を見ることです。年代・目的別のエージェントの選び方を、レビューをもとに整理しています。

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※本記事は退職時にもらう書類・返却物について、厚生労働省・ハローワーク・日本年金機構・全国健康保険協会・国税庁などの公開情報をもとに2026年時点の一般的な取扱いとして整理したものです。書類の名称・交付時期・手続きは、勤務先の運用や個人の状況、法改正・自治体の運用により異なります。実際の手続きや交付可否は、勤務先の担当窓口およびハローワーク・年金事務所・市区町村役場・税務署など各窓口の最新情報をご確認ください。判断に迷う場合は社会保険労務士・税理士など有資格者へご相談ください。

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この記事を書いた人

Nakataです。文系私大を出て新卒で営業になり、初任給は手取り18万円、残業は月60時間という毎日でした。社会人3年目の冬、終電の満員電車で「あと35年これを続けるのか」と考えた日に、キャリアを変える決心をしました。プログラミングは「Hello World」も書けないところから、スクールで平日の深夜と土日をすべて学習に充て、3ヶ月で未経験のWebエンジニアに転職。入社1年で年収は150万円上がり、週4リモートの働き方になりました。このサイトでは、文系・スキルなし・貯金少なめの状態から始めたIT転職を、失敗も含めてそのまま書いています。スクールの選び方、3ヶ月の学習ロードマップ、ポートフォリオの作り方、未経験面接での答え方まで、当時の自分が欲しかった情報をまとめました。

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