職務経歴書 書き方 手書き|用紙の選び方と簡単に仕上げる4ステップ

職務経歴書は、企業から手書きの指定がなければパソコン作成が主流です。ただし指定がある場合や紙で提出する場合は手書きでも問題なく、A4用紙1〜2枚に「下書き→清書」の4ステップで進めれば簡単に仕上げられます。

この記事でわかること

  • 職務経歴書は手書きでもいいのかという結論と、採用側が実際にどちらを求めているかの傾向
  • 手書きで書くべきケースと、パソコンが無難なケースの見分け方
  • 手書き用紙の入手方法と書式(フォーマット)の選び方
  • 手書きの職務経歴書を簡単に仕上げる4ステップと時短のコツ
  • 修正液NG・筆記具など、やってはいけない注意点
  • 手書きとパソコンで迷ったときの使い分けの判断軸

参考: 厚生労働省「ハローワークインターネットサービス(応募書類の作り方)」(参照

結論を先に書きます

職務経歴書は、企業から手書きの指定がなければパソコンで作成するのが今の主流です。採用担当者への各種調査でも「パソコンが良い」「どちらでもよい」を合わせると8割前後を占め、手書きを積極的に求める企業は少数派になっています。

とはいえ、応募先が手書きを指定してきたり、紙のみで受け付けたりするケースはまだあります。その場合でも、手順を決めて書けば手書きの職務経歴書は簡単に仕上げられます。まずは自分が手書きで書くべき状況かを見極め、必要なら最短の型で作るのが現実的です。

この記事の要点
  • 手書き指定がなければパソコン作成が無難(採用側の8割前後が「PC」か「どちらでもよい」)
  • 手書きが必要なのは企業指定・紙のみ提出・志望度を字で伝えたいケースにほぼ限られる
  • 用紙はA4の市販様式(100〜200円)か無料テンプレートの印刷で用意できる
  • 下書き→枠決め→清書→見直しの4ステップなら書き直しの手戻りを最小化できる

まずは職務経歴書の書き方の全体像を押さえたい方は、フォーマット3種の使い分けをまとめた職務経歴書の書き方(基本ガイド)も合わせて確認すると、手書きとパソコンのどちらでも迷わなくなります。

目次

職務経歴書は手書きでもいい?結論と最新の傾向

結論として、職務経歴書は手書きでもパソコンでも問題ありません。転職の応募書類は履歴書と違い、法律で書式が決まっているわけではないためです。

判断のポイントは、字の美しさではなく「職務経歴・具体的な実績・スキルが読み手に伝わるか」に尽きます。採用側が見ているのは中身であって、手書きかどうかではありません

手書きとパソコン、どちらが選ばれているか

実際の傾向は、パソコン作成に大きく傾いています。民間の転職サービスが採用担当者に行った調査では、「パソコン作成が良い」が約5割、「どちらでもよい」が約3割で、両者を合わせると8割前後を占めます。

一方で、応募者側の作成実態を調べた別の調査では、手書きは2割程度・パソコンが8割程度という結果も出ています。数字にはばらつきがありますが、手書きが少数派である点は各調査で共通しています。

手書きが評価される理由・敬遠される理由

手書きが評価されるのは「人柄や誠意が伝わる」「志望度の高さを感じる」といった点です。丁寧に書かれた書類は、それだけで印象に残ることがあります。

反対に敬遠されるのは、読みにくさと修正のしにくさです。パソコンならフォントがそろって視認性が高く、複数社への応募も使い回せます。この効率差が、パソコンが主流になっている一番の理由です。

手書きで書くべきケースとパソコンが無難なケース

手書きにすべきかどうかは、感覚ではなく状況で決めます。手書きが必要になるのは、次の3つのケースにほぼ限られます

図:手書きが必要なのは企業指定・紙のみ提出・志望度を字で伝えたい場合にほぼ限られ、それ以外はパソコン作成が無難。
図:手書きが必要なのは企業指定・紙のみ提出・志望度を字で伝えたい場合にほぼ限られ、それ以外はパソコン作成が無難。

手書きを選ぶべきなのは、①応募先が「手書きで」と指定している、②紙のみでの提出を求められている、③手書きの丁寧さで志望度を伝えたい強い理由がある、のいずれかに当てはまるときです。

逆に、メール添付やWeb提出が可能で、複数社に応募する予定があるなら、パソコン作成が圧倒的に無難です。この判定を最初にやっておくと、書いてから作り直す無駄がなくなります。

手書き職務経歴書の用紙|入手方法と書式の選び方

手書きで作ると決めたら、まず用紙を用意します。A4サイズの職務経歴書用紙が基本で、入手方法は大きく2通りです。

図:用紙は市販(100〜200円)か無料テンプレート印刷で用意でき、職歴が多い人はスキル別の書式が手書きでも収まりやすい。
図:用紙は市販(100〜200円)か無料テンプレート印刷で用意でき、職歴が多い人はスキル別の書式が手書きでも収まりやすい。

市販の職務経歴書用紙は、文具店や100円ショップ、コンビニで手に入ります。価格は100〜200円程度で、書き損じに備えて2〜3枚まとめて買っておくと安心です。

もう一つは、無料テンプレートをダウンロードして印刷する方法です。ハローワークや転職サービスが配布する様式を印刷すれば、項目の枠があらかじめ用意されているため、レイアウトで迷いません。

用紙はどこで手に入るか

急ぎでなければ、テンプレート印刷が最も手戻りしにくい方法です。項目の見出しが印字済みなので、手書きでも「どこに何を書くか」で悩まずに済みます。プリンタがなければコンビニのネットプリントでも印刷できます。

職歴が多い人の書式選び

職歴が多い人や転職回数が多い人は、時系列で並べる「編年体」よりも、経験・スキルごとにまとめる書式のほうが手書きでも読みやすく収まります。書式ごとの使い分けは職務経歴書の書き方(フォーマット3種の使い分け)で詳しく整理しています。

手書き職務経歴書の書き方4ステップ

手書きは「いきなり本番用紙に書き始める」と失敗します。下書きから始める4ステップで進めれば、書き直しの手戻りを大きく減らせます。

  1. 下書きで内容と分量を決める
  2. 本番用紙のレイアウト(枠)を決める
  3. 黒ペンで丁寧に清書する
  4. 見直しと予備の確保をする

ステップ1:下書きで内容と分量を決める

まず別紙に、要約・職務経歴・活かせるスキル・自己PRを書き出します。要約は100字前後、自己PRは200〜300字が目安です。この段階で内容と文字量を固めておくと、本番であふれたり余白が空きすぎたりしません。

ステップ2:本番用紙のレイアウトの枠を決める

下書きが固まったら、本番用紙に薄い鉛筆で見出しの位置とブロックの区切りを軽く決めます。箇条書きや字下げを使うと、手書きでも余白が生まれて読みやすくなります。

ステップ3:黒ペンで丁寧に清書する

清書は黒のボールペンか万年筆を使います。字は上手でなくてよいので、大きさをそろえ、止め・はねを意識して丁寧に書くことが最優先です。鉛筆の下書き線は、インクが完全に乾いてから消します。

ステップ4:見直しと予備の確保

清書後は、誤字脱字・日付・会社名を必ず見直します。手書きは一文字の間違いでも書き直しが原則なので、予備の用紙を1〜2枚残しておくと安心です。

手書きを「簡単に」仕上げる時短のコツ

「手書きは大変」というイメージは、準備不足から来ています。次のコツを押さえれば、手書きでも簡単に短時間で仕上げられます

一番効くのは、テンプレート印刷の様式を使うことです。項目の枠が決まっているので、下書きの内容をそのまま書き写すだけになり、レイアウトを考える時間がゼロになります。

さらに、下書きを本番と同じA4サイズの紙で行うと、改行位置や1行の文字数が本番とそろい、写すだけで完成します。ペンは事前に試し書きしてインクのかすれを防ぎ、書く前に文字数を数えておけば、あふれによる書き直しも防げます。

手書き職務経歴書の注意点|やってはいけないこと

手書きには、印象を大きく下げてしまうNGがあります。知らずにやると一発で書き直しになる点を先に押さえましょう。

最も多い失敗が修正液・修正テープの使用です。ビジネス文書では正式書類の修正が認められないため、間違えたら新しい用紙に書き直します。二重線での訂正も避けるのが無難です。

筆記具にも注意が必要です。黒以外のインク(赤・青)、蛍光マーカー、こすると消えるペンは使いません。消えるペンは熱で文字が消える恐れがあり、正式書類には不向きです。

手書きとパソコン、迷ったときの選び方

最後に、手書きとパソコンで迷ったときの判断軸を整理します。結論は「指定がなければパソコン、指定があれば手書き」です。

手書きとパソコンには、作成時間・修正のしやすさ・使い回し・提出方法で明確な差があります。特に複数社に応募する転職活動では、パソコン作成のほうが総合的にラクで、内容の改善にも時間を回せます。

図:指定がなく複数社に応募するならパソコン、手書き指定や志望度アピールなら手書きが向く。
図:指定がなく複数社に応募するならパソコン、手書き指定や志望度アピールなら手書きが向く。

手書きとパソコンの比較

比較軸手書きパソコン
作成時間長い(清書のやり直しあり)短い(修正が容易)
修正のしやすさ書き直しが原則いつでも上書き可
複数社への使い回し都度手書きコピーして流用可
提出方法紙が基本(郵送・持参)メール・Web提出に対応
向いている人手書き指定・志望度を字で伝えたい人効率よく複数社に応募したい人

書類作成に時間をかけたくない、あるいは自分の経歴の見せ方に自信が持てないという場合は、転職エージェントに添削してもらうのも有効です。応募先ごとの書き分けや、通過しやすい表現のアドバイスが受けられます。目的別の選び方は転職エージェントおすすめ比較で整理しています。

よくある質問

手書きの職務経歴書について、転職活動者から多い質問をまとめました。

職務経歴書は手書きとパソコンどちらが有利ですか?

企業からの指定がなければ、パソコン作成のほうが無難です。採用担当者の調査でも「パソコンが良い」「どちらでもよい」を合わせて8割前後を占めます。有利・不利は書式ではなく、職務経歴と実績が伝わるかで決まります。

手書きの職務経歴書は何枚くらいが目安ですか?

A4用紙で1〜2枚が目安です。1枚に収まらない場合は2枚まで、それ以上に長くなるなら内容を要約して絞り込みます。書き損じに備えて、予備の用紙を1〜2枚多めに用意しておくと安心です。

手書きを簡単に早く仕上げる方法はありますか?

テンプレート様式を印刷して使うのが最短です。項目の枠が印字済みなので、別紙に作った下書きを書き写すだけで完成します。下書きを本番と同じA4サイズで作ると、改行位置までそろって写すだけになります。

職務経歴書を書き間違えたら修正液を使ってもいいですか?

使いません。正式書類のため、間違えたら新しい用紙に書き直すのが原則です。修正液・修正テープ・二重線訂正はいずれも避けます。だからこそ、下書きと予備用紙の準備が重要になります。

手書きの職務経歴書はどんなペンで書けばいいですか?

黒のボールペンか万年筆が基本です。油性またはゲルインクを選び、赤・青のインク、蛍光マーカー、こすると消えるペンは使いません。消えるペンは熱で文字が消える恐れがあり、正式書類には不向きです。

手書きの職務経歴書用紙はどこで買えますか?

文具店・100円ショップ・コンビニで100〜200円程度で購入できます。急ぎでなければ、ハローワークや転職サービスが配布する無料テンプレートを印刷する方法もあります。枠が用意されているため、手書きでもレイアウトに迷いません。

まとめ:手書きは「簡単な型」で乗り切る

手書きの職務経歴書について、結論と作り方を最後に整理します。

この記事のまとめ
  • 職務経歴書は手書きでもパソコンでも可。指定がなければパソコンが無難
  • 手書きが必要なのは企業指定・紙のみ提出・志望度を字で伝えたいケースにほぼ限る
  • 用紙はA4の市販様式(100〜200円)か無料テンプレートの印刷で用意する
  • 下書き→枠決め→清書→見直しの4ステップで手戻りを減らせる
  • 簡単に仕上げる鍵はテンプレート印刷と同サイズの下書き
  • 修正液・消えるペン・黒以外のインクは使わない

手書きは準備しだいで負担が大きく変わります。まず手書きが本当に必要かを見極め、必要なら型に沿って簡単に仕上げるのが、遠回りしないコツです。職務経歴書全体の作り方は職務経歴書の書き方(基本ガイド)を、書類の添削まで受けたい場合は転職エージェントおすすめ比較を参考にしてください。


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免責事項

※本記事は転職の応募書類作成に関する公開情報をもとにした整理です。応募先が指定する提出方法・書式がある場合は、必ず各企業の募集要項を優先してご確認ください。

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この記事を書いた人

Nakataです。文系私大を出て新卒で営業になり、初任給は手取り18万円、残業は月60時間という毎日でした。社会人3年目の冬、終電の満員電車で「あと35年これを続けるのか」と考えた日に、キャリアを変える決心をしました。プログラミングは「Hello World」も書けないところから、スクールで平日の深夜と土日をすべて学習に充て、3ヶ月で未経験のWebエンジニアに転職。入社1年で年収は150万円上がり、週4リモートの働き方になりました。このサイトでは、文系・スキルなし・貯金少なめの状態から始めたIT転職を、失敗も含めてそのまま書いています。スクールの選び方、3ヶ月の学習ロードマップ、ポートフォリオの作り方、未経験面接での答え方まで、当時の自分が欲しかった情報をまとめました。

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