転職が怖い20代へ——不安を乗り越えて一歩踏み出す6つの方法

「転職したいけど怖い」「失敗したらどうしよう」「今の会社を辞めて後悔しないか」——20代の私も、手取り18万・通勤電車で吐き気がする毎朝の中で、同じ言葉を繰り返していた。

結論から言うと、20代の転職が怖いのは普通のことだ。厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、転職入職率は20〜24歳が15.7%、25〜29歳が14.6%と全年代でトップクラスで、20代の3人に1人前後が1年で動いている。それでも怖い。怖いまま、3ヶ月で動いた人の側に回るための地図を、私の失敗を含めて書く。

TL;DR(150字以内の結論)

20代の転職入職率は約14〜15%(厚労省R6)。怖さの正体は「失敗」ではなく「比較対象がない情報不足」。3ヶ月の学習+15社応募で、私は手取り18万→年収+150万・週4リモートに変わった。動かない方が怖い時代の根拠は厚労省R6雇用動向調査

この記事でわかること

・20代が転職を怖いと感じる「6つの本当の理由」と公的データ
・「動かない方が怖い」と言える具体的な根拠(35年・週4リモート)
・怖さを「行動の燃料」に変える3ヶ月のロードマップ
・私(文系・元営業)が15→8→5→2社で内定2社に絞った実話
・転職活動を始める「今日の1時間」の使い方

※本記事は私(なかた/文系大学→営業3年→Skill Hacks受講→3ヶ月でWebエンジニア転職)の体験と、厚生労働省・総務省・エン株式会社などの公的・第三者データを照合して書いている。資格保有者ではなく、1年前の自分と同じ場所にいた「観察者」の立場で書いた。

目次

そもそも20代で転職が怖いのは普通?データで見る「怖さの正体」

私が初めて転職サイトに登録したのは入社2年目の冬だった。登録ボタンを押した瞬間、画面を閉じた。「辞めるつもりはまだない」「ちょっと見るだけ」と自分に言い訳して、結局、半年見ているだけで何も動かなかった。

この「見るだけで動けない」状態は、私だけのものではない。エン株式会社の「転職活動の不安」実態調査によると、転職活動に不安を抱える人は約9割。20代の半数以上(56%)が「面接でうまくアピールできるか」を不安視している。怖いのは異常ではなく、転職を考える20代の標準装備だ。

20代の転職入職率は約14〜15%(厚生労働省R6雇用動向調査)

厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、転職入職率(その年に転職して新しい職場に入った人の割合)は次の通りだ。

年齢階級転職入職率(令和6年)解釈
19歳以下23.9%新卒未満は流動的
20〜24歳15.7%全年代でトップクラス
25〜29歳14.6%20代後半でも高水準
30〜34歳11.2%結婚・住宅で減速
35〜39歳9.4%1桁台に
40代前半8.5%専門性で勝負する世代
出典: 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」(年齢階級別転職入職率)

つまり20代の6〜7人に1人は、1年で職場を変えている。あなたが怖いと感じているその選択肢を、同世代は実際に取っている。「皆我慢している」は事実と違う。

マイナビ調査:転職者の33.5%が20代——最多の世代

マイナビキャリアリサーチLabの年代別転職率調査では、転職者全体に占める20代の割合は33.5%で最多。30代が約30%、40代が約20%と続く。20代で動く人が一番多いというデータがある以上、「20代で転職するのは早い」という言説の方が現実とズレている。

転職が怖いと感じる20代の本当の理由6つ——私の場合も含めて分解する

怖さは「漠然」だから怖い。分解した瞬間、対処できるサイズになる。私が動けなかった頃に書き出していた怖さと、世の中の調査で出ている怖さを並べて整理する。

①「収入が下がるかもしれない」——でもデータは逆

厚生労働省「令和6年雇用動向調査」では、転職者のうち賃金が「増加した」と回答した人が38.9%、「減少した」は31.2%、「変わらない」が28.4%。増えた人の方が多い。ただし、これは平均値の話。20代に限ると、私の体感では「未経験職種に飛ぶと一旦下がる、専門スキルに乗ると2年で逆転する」が現実だ。私の場合は手取り18万→転職直後は手取り22万→1年半後に年収+150万になった。

②「新しい職場に馴染めない気がする」——実はミスマッチが原因

「馴染めるか」は人間関係の話に見えて、本質は「自分が何ができる人として配属されているか」のミスマッチ問題だ。私は応募15社のうち、書類通過8社・1次面接5社・最終2社で内定2社まで絞ったが、最初の8社目までは「とりあえず受けてみる」で動いていたため、面接で「なぜこの会社か」が答えられず連敗した。馴染めないのではなく、馴染める場所を探す解像度が足りていないだけだった。

③「失敗したら次がないかもしれない」——20代に限ってはむしろ逆

厚労省データで20代の転職入職率が他世代より高いのは、企業側も「20代未経験はポテンシャル採用できる」という前提があるためだ。30代後半になるとこの枠は急速に縮む。1回失敗してもやり直せる年代は20代だけ。ここは事実として腰を据えていい。

④「親や周囲が反対しそう」——35年雇用モデルが終わっている前提を共有する

親世代が想定している「1社で35年勤め上げる」モデルは、現在の20代にはもう存在しない。経団連も2019年に「終身雇用は維持できない」と公式表明している。親の心配は親世代の前提に基づく愛情だが、判断材料としては古い。私も母に「3年は我慢しなさい」と言われた。3年我慢して残ったのは、吐き気のする朝と、伸びない手取りだけだった。

⑤「自分にはスキルがないから無理」——「ない」のではなく「言語化できていない」

私は営業3年で「数字を作る経験」「顧客折衝」「資料作成」を当たり前にやっていたが、職務経歴書に「営業活動」としか書いていなかった。スカウト経由でメッセージをくれたエージェントに棚卸ししてもらって初めて、「BtoB新規開拓・月間平均5件のクロージング・年間達成率112%」という形に書き換えた。スキルがないのではなく、棚卸しが終わっていないだけだった。

⑥「面接でうまく話せない」——20代の最多不安はここ

エン調査で20代の56%が挙げる「面接でアピールできるか」は、私も全く同じだった。9社で落ちた。面接の練習は1人ではできない。エージェントの面接対策(無料)と、Skill Hacksのメンター壁打ちで、4社目以降は通過率が体感30%上がった。怖さは技術不足のサインなので、技術で潰すしかない。

「動かない方が怖い」と言える具体的な根拠は?

怖さを比較すべき相手は「転職が怖い」ではなく、「動かなかった3年後の自分」だ。私は3年我慢した結果、手取り18万のまま、エンジニアとは別のドアが閉まりつつあった28歳の冬に動いた。あと2年遅かったら、未経験エンジニア枠はかなり狭くなっていた。

20代後半で動く方がリスクが大きい3つの構造

未経験ポテンシャル採用枠が30歳前後で縮む(求人票の「29歳まで」表記)
年収カーブの起点が遅れるほど、生涯年収の伸びが鈍化する
35年雇用モデル前提の親世代キャリア観に縛られ、判断が遅れる

「現職を続ける」も同等のリスクを抱えた選択肢

「動かない=安全」ではない。総務省統計局の転職者及び転職等希望者の動向では、転職希望者数は伸び続けており、特に20代は「会社の将来が不安」「労働条件が悪い」を理由に動いている。私の場合、現職に残るリスクは「市場価値が35年伸びない」ことだった。動かない選択にもコストがある——これを並べて初めて、両方が等しく怖いことに気づく。

20代で転職の怖さを「行動の燃料」に変える3ヶ月ロードマップ

私が手取り18万から年収+150万・週4リモートに変わるまでに使った3ヶ月の中身を、再現可能な形で書く。スキル取得+転職活動を同時に走らせる前提だ。

3ヶ月ロードマップ(私の実走ログ)

0〜2週目:エージェント2〜3社登録・職務経歴棚卸し・「怖い」を分解して書き出す
3〜4週目:求人票を20件読んで「自分が欲しいスキル」を逆算で特定
5〜8週目:プログラミング学習orスキル習得を平日2時間・休日4時間
9〜10週目:書類15社・うち書類通過8社(私の場合)
11〜12週目:1次面接5社・最終2社・内定2社(私の場合)

ステップ①「怖い」を分解して紙に書く(30分・今日できる)

頭の中の「怖い」を、紙に1つずつ書き出す。「収入下がる?→転職者の38.9%は上がっている」「面接で話せない?→20代の56%が同じ不安。練習で潰せる」と、横に対処を書く。これだけで体感の重さが半分になる。

ステップ②転職エージェントに2〜3社登録(無料・1時間)

「まだ決めていない」段階で登録するのが正解だ。エージェント側も「情報収集段階」と伝えれば押し売りはされない。私は3社登録して、最初の面談で「自分の市場価値」をフィードバックしてもらった。それまで「自分には何もない」と思っていたのが、「営業3年のBtoB経験は、SaaSのカスタマーサクセスでも、ITエンジニアの初期研修受入れでも歓迎される」と聞いて、初めて手札が見えた。

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ステップ③求人票を20件読んで「行きたい場所」の解像度を上げる

求人票は単なる募集要項ではなく、「市場が欲しがっているスキル」のカタログだ。20件読むと、共通して登場するスキル名・年収レンジ・働き方(リモート可否・週何日出社)が見えてくる。「自分が今欠けているもの」が逆算で分かる。私の場合は「Webエンジニア・年収500万・週3リモート以上」が現実ラインだと分かり、ここからスキル学習の方向が決まった。

ステップ④スキル学習に平日2時間・休日4時間(8週間)

私は最初、Progate+YouTubeで2週間独学したが挫折した。質問できる相手がいないと、エラーで2時間止まると翌日もう開けなくなる。プログラミングスクール(私の場合はSkill Hacks)に切り替えて3ヶ月。独学が悪いのではなく、20代の貴重な時間を「質問できない環境」で溶かす方が高くつくと判断した。

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ステップ⑤15社書類応募・5社面接・2社内定までの実走

応募数の目安は、未経験職種なら15〜20社。書類通過率は私の場合53%(15→8)、面接通過率は最終までで25%(8→2)。「15社受けて内定2社」は私のような文系・営業出身でも到達できる現実値だ。内定の電話を会社のトイレで受けたとき、私は泣いた。怖くて動けなかった頃の自分に「3ヶ月でここまで来れた」と言いたかった。

転職が怖い20代がやってはいけない3つのこと

①勢いで先に辞めること

「もう限界」と感じても、内定が出るまでは辞めない。無職期間は焦りを生み、判断を鈍らせる。私のエージェントも「在職中に動いてください」と最初に念押しした。例外は心身が壊れる手前の場合のみ(その場合は休職→転職の順)。

②「年収だけ」で会社を選ぶこと

20代の転職で年収だけ追うと、3年後にまた動きたくなる確率が上がる。私が最終的に選んだ会社は、年収提示額は2位だったが、週4リモート+技術スタック(学習継続できる環境)で選んだ。年収+150万は2年目に追いついた。

③親や友人の意見を最終判断にすること

聞くのは大切だが、最後に決めるのは自分だ。親は35年雇用モデル世代、友人は別ジャンルの当事者。判断材料の一部にしても、決定権を渡さない。私の母は今でも「もう少し慎重に」と言うが、年収・働き方・体調はすべて転職後の方が良い。

転職が怖い20代向けQ&A——5つのよくある質問

Q1. 20代で転職が怖いのは普通ですか?

A. 普通です。エン調査では転職活動に不安を抱える人が約9割、20代の56%が「面接でアピールできるか」を不安視。怖さは「動いている証拠」で、転職を考える20代の標準装備です。私も最初は登録ボタンを押した瞬間にブラウザを閉じました。

Q2. 転職して年収が下がるのが怖いです。実際下がりますか?

A. 厚労省R6雇用動向調査では、転職者の38.9%が年収アップ、31.2%がダウン、28.4%が横ばい。増えた人の方が多いのが事実です。ただし未経験職種への転職は一時的に下がるケースが多く、私の場合は手取り18万→直後22万→1年半後+150万でした。

Q3. スキルがない20代でも転職できますか?

A. できます。20代未経験はポテンシャル採用枠が広く、厚労省データでも20〜24歳の転職入職率は15.7%とトップクラス。「スキルがない」のではなく「棚卸しできていない」だけです。エージェントの面談で職務経歴を整理すると、必ず3〜5個の手札が見つかります。

Q4. 親や上司に反対されたらどうすればいいですか?

A. 聞くが、決定権は渡さない。親世代は「1社35年」モデルの前提で心配しますが、現在の20代にはもうそのモデルは存在しません(経団連2019年に終身雇用維持困難を公式表明)。判断材料として尊重し、最終決定は自分の体調・年収・10年後で行ってください。

Q5. 転職活動に何ヶ月かかりますか?

A. 私の場合は学習期間込みで3ヶ月でした。スキル学習なしで職種を横スライドする場合は1〜2ヶ月、未経験職種に飛ぶ場合は3〜6ヶ月が目安です。エージェントの面談は登録から1週間以内、書類応募〜内定までは平均1.5〜2.5ヶ月です。

まとめ——「怖い」を抱えたまま、3ヶ月だけ動いてみる

20代の転職が怖いのは普通だ。怖さは消えない。消そうとせず、抱えたまま動くのが正解だ。私は3年我慢して動けず、4年目で動いた。動いた後に、3年我慢した時間が一番もったいなかったと気づいた。

この記事の要点

・20代の転職入職率は約14〜15%(厚労省R6)。動いている人は多数派
・怖さの正体は「失敗」ではなく「情報不足」。分解で対処サイズになる
・転職者の38.9%が年収アップ。下がる前提は事実ではない
・20代後半で動かない方が、ポテンシャル枠を失うリスクが大きい
・3ヶ月ロードマップ:エージェント登録→棚卸し→学習→15社応募→内定
・私は文系・元営業から3ヶ月で内定2社、年収+150万・週4リモートに到達した

「怖い」と検索したあなたは、もう動き始めている。あとは登録ボタンを押すだけだ。私は3年遅れて押した。あなたは今日押せる。

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免責・参考情報源

本記事は私(なかた)個人の転職体験と公的データの照合に基づきます。転職市況や年収相場は時期・職種により変動します。最終判断は読者自身の状況に応じて行ってください。

参考情報源
厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」
厚生労働省「令和6年雇用動向調査 転職入職者の状況」
厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」
総務省統計局「直近の転職者及び転職等希望者の動向について」
エン株式会社「転職活動の不安」実態調査
マイナビキャリアリサーチLab「年代別の転職率と転職理由」

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この記事を書いた人

Nakata|転職辞典 管理人

文系私大卒・元営業職。スキルなし・手取り18万の状態からプログラミングスクールで学習し、3ヶ月で未経験Webエンジニア転職に成功。年収150万UP・週4リモート勤務を実現。このサイトでは、実体験をもとにしたIT転職情報を発信しています。

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