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「30代未経験のIT転職は厳しい」は半分本当、半分違い。応募15社/書類通過8社/面接5社/内定2社の現実値で、35歳以下+「なぜ今ITか」を語れる人なら、3ヶ月60万円スクール経由でWeb系受託に届きます(厚労省「賃金構造基本統計調査」でも情報処理職への参入は継続して観察されています)。
「30代未経験のIT転職は厳しい」。私もそう思っていた。実際には、半分本当で、半分違う。
私は文系・元営業・手取り18万から、受講料60万円のスクール3ヶ月を挟んで、都内の受託開発中心のWeb系企業にバックエンドエンジニアとして転職した。入社1年で年収+150万円、週4日リモート。ただし応募は15社、書類通過8社、面接5社、内定2社。書類段階と面接段階を合わせると、累計13社で不採用通知を受け取っている。「絶対できる」とも言わないし、「無理」とも言わない。条件がある、というのが一番正確な言い方だと思っている。
この記事では、30代でITエンジニアに転職するための現実的な数字と、私が「ここを越えたら見え方が変わった」と感じた分岐点を、私自身の体験ベースでまとめる。
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「30代未経験は厳しい」の正体
転職活動を始めて最初の数週間で、私は一度手が止まった。求人を見ても「実務経験3年以上」「自走できる方」「即戦力歓迎」ばかり。20代向けの「未経験OK」がついた求人と、明らかに条件が違う。
ここで折れて戻る人が多い。私も戻りかけた。前職の頃、終電の満員電車の中で「あと35年これを続けるのか」と気づいた感覚を、もう一度思い出して、やっと机に向かい直した。
ただ、転職エージェントの面談で言われた一言で見え方が変わった。
「30代未経験で受かる人と落ちる人の違いは、年齢じゃない。『なぜ今なのか』を語れるかどうか」。
35歳が壁、はだいたいの場合本当だと思う。求人票の年齢条件・経験年数条件で機械的に弾かれることはある。ただ、35歳以下で「なぜ今、未経験からITなのか」を自分の言葉で語れる人は、わりと普通に通る。私が見た範囲ではそうだった。
「厳しい」は半分本当。残りの半分は、語る材料を持たないまま受けに行ったときに弾かれる、というだけのことだったと、転職してから分かった。
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私の数字(応募15社・書類通過8社・面接5社・内定2社)
書いておく。装飾ではなくて、検証してもらうために置く数字。
- 応募:15社
- 書類通過:8社
- 面接:5社
- 内定:2社
- 累計の不採用通知:13社(書類段階7社+面接段階3社+辞退調整含む)
- スクール期間:3ヶ月/受講料60万円
- 年収変化:手取り18万 → 入社1年で年収+150万円
- 働き方:週4日リモート
書類通過率は約53%、面接からの内定率は2/5。世間で見かける「未経験転職は1割を切る」みたいな数字とは少し違うが、私の場合はエージェント2社を並行で使い、応募先を絞った結果としてこの打率になった、と理解している。
「100社受けて1社」みたいな話を見るたびに、それは戦い方の問題じゃないかと思っている。15社で2社、というのが、エージェントとちゃんと組んで応募先を絞ったときの現実値だった。落ちた13社の不採用通知は、たしかに心は削られた。ただ、数字の構造としては想定の範囲内だった、というのが今の感覚。
参考までに、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を見ると、情報処理・通信技術者の年代別の平均賃金は、20代後半・30代・40代と段階的に上がっていく構造になっている(最新公表分・2026年5月閲覧)。私が入社1年で年収+150万円に届いたのも、「未経験で即この水準」ではなく「30代の中央値レンジに、入社1〜2年で乗っていく」過程だった、というのが実感に近い。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書」が示してきたIT人材の量的不足も、30代未経験を完全に閉ざすほどには市場が冷えていない、という背景になっていると私は理解している。
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独学2週間で詰まり、スクール開始の1ヶ月で再び挫折しかけた
最初は独学で始めた。ProgateとYouTube。仕事終わりに夜、スマホで叩いていた。
2週間でやめた。理由ははっきりしている。「分からないところが、なぜ分からないのかが分からない」状態に入ったから。エラーメッセージで検索する → 出てきた解決策を試す → 別のエラーが出る → 検索する。これを2時間繰り返して、最後に何も進んでいない、という日が3日続いた時点で、独学では無理だと判断した。
これは私が「才能がない」じゃなくて、「一人で詰まったときに解決できる環境がなかった」だけだったと、後で分かる。
スクールに入った後も、最初の1ヶ月でもう一度挫折しかけた。Hello Worldすら書けない状態から始まって、用語が全部初見、エラーの読み方も分からない。「ここで諦めたら手取り18万の未来が確定する」と自分に言い聞かせて、なんとか続けた。学習時間は平日23時から深夜2時、土日は1日10時間。これを3ヶ月続けたら、ようやくコードを書く感覚がついた。
スクール選びは慎重にしたほうがいい。私は3社の無料カウンセリングを受けて、2社は「就職保証」を売りにしていて、1社は「学習設計と教材の質」で選んだ。受講料は60万円。私が選んだのは後者だった。理由は、「30代未経験の場合、スクールの就職保証は対象外になる規約が多い」ことに気づいたから。だから「就職保証」は私には意味がなく、「学習を3ヶ月で完走できるかどうか」だけが選定基準になった。
60万円は安くはなかった。ただ、独学で2週間ごとに止まり続ける時間損失と、3ヶ月後に転職が決まる前提とを比べると、結果として安かった、という整理に今はなっている。
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エージェントは「TechGo」と「レバテックキャリア」を併用した
ここは正直に書く。私が使ったのは無料のITエンジニア専門エージェント2社。
ひとつは のような、未経験〜経験浅め向けに丁寧に面談してくれるところ。もうひとつは のような、求人の質と量で攻めるところ。
なぜ2社並行だったか。理由はシンプルで、1社だけだと「そのエージェントが持っている求人」しか紹介されないから。30代未経験の場合、年齢条件で弾かれる求人が多いので、母数を2倍にする方が結果として通過数が増える。
「2社使うとエージェントに失礼じゃないか」と私も最初は思った。違った。エージェント側は前提として複数社併用されている前提で動いている。むしろ「他社では何件出ていますか」と聞かれるのが普通だった。
※ ここで挙げているエージェント名は私が使ったASP登録案件の例です。最新の案件条件・対象年齢は各サービスの公式ページで必ず確認してください。
「なぜ今、未経験からITなのか」の語り方
エージェントに言われた「なぜ今なのか」を、私は最初うまく言葉にできなかった。
最初に書いた志望動機は、「成長したい」「手に職をつけたい」「将来性のある業界で働きたい」。これで最初の応募は全滅した。「成長したい」は誰でも書ける。書類で差がつかない。
書き直したのは、「現職の何が私に合っていなかったか」「IT・コードを書くという仕事の何に惹かれたか」「30代で動く今しかなかったのは、なぜか」の3点を、自分の体験ベースで書く形。具体的には、
- 営業職で「上司の機嫌で評価される」状態が3年続いた
- 自分の手を動かした成果が、評価につながる仕事に移りたい
- 35歳までに動かないと、未経験の選択肢自体が消える
この3行を志望動機の軸にしたら、書類通過率が変わった。「30代未経験で受かる人は、なぜ今かを語れる」と言われたのは、たぶんこういう意味だった。
30代未経験で「やってよかった」3つ
最後に、私が振り返って「これはやって正解だった」と思える3つだけ書く。
- 独学で2週間試して、無理だと分かった時点で切り替えた。粘らなかった。粘って3ヶ月失う方がコストが高い。
- エージェントを2社並行で使った。母数が増えて、書類通過の絶対数が変わった。
- 「成長したい」を志望動機から消した。「現職の何が合わなかったか」「コードを書く仕事の何に惹かれたか」の2点に書き換えた。
逆に「やらなきゃよかった」は、応募の最初の8ヶ月、迷っていただけの時間。これだけが今でも後悔している。
まとめ|「無理ではない、ただし条件がある」
30代未経験のIT転職は、無理ではない。
ただし条件はある。「なぜ今なのか」を自分の言葉で語れること、独学で詰まったら早めに環境を変える判断ができること、エージェントを使い倒すこと。この3つがそろうと、応募15社・内定2社くらいの打率には届く。
私の場合は、受講料60万円・3ヶ月のスクール期間を挟んで転職を完走できた。年収は入社1年で150万円上がり、週4日リモートになった。内定の電話は前職在籍中の昼休み、会社のトイレで受けて、一人で泣いた。これは私個人の数字で、誰でもこうなる、とは言わない。ただ「無理ではない」の現実値として、参考にしてもらえたらと思う。
迷っているなら、まずは無料カウンセリングだけでも受けて、自分の現状を第三者に整理してもらう、くらいから始めるのがいい。私もそこから始めた。後悔は、行動を遅らせた8ヶ月だけ。
【補足・参照情報源】
本記事は、私(Nakata)の文系・元営業→30代未経験エンジニア転職の経験(応募15社・書類通過8社・面接5社・内定2社/スクール3ヶ月・受講料60万円/入社1年で年収+150万円・週4日リモー
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よくある質問(FAQ)
Q1. 30代未経験でも本当にITエンジニアに転職できますか?
A. 可能です。私は文系・元営業・手取り18万から3ヶ月60万円のスクール経由で2社内定に到達しました。応募15社/書類8通過/面接5/内定2の現実値で、35歳以下なら「なぜ今ITか」を語れることが境界線になります。
Q2. プログラミングスクール60万円は元が取れますか?
A. 入社1年で年収+150万円を達成し、3ヶ月60万円は7〜8ヶ月で回収しました。経産省リスキリング給付金(最大56万円)の対象スクールを選べば実質負担はさらに下がります。詳細は経産省 人材育成施策の公式ページを参照してください。
Q3. 未経験で学ぶべき言語は?
A. Web系受託を目指すなら JavaScript(HTML/CSS)→ Ruby on Rails か PHP(Laravel)の順が現実的です。経産省「IT人材白書」でも需要シェア的にWeb系言語の求人数が安定しています。最初の1〜2ヶ月は「言語」より「環境構築」と「Git」の壁を越えるのが鍵です。
Q4. 転職活動は何ヶ月くらいかかりますか?
A. 未経験は3〜6ヶ月が現実値です。私は応募開始から内定まで2ヶ月半でしたが、書類で7社落ちる前提のメンタル設計が大事。厚労省 job tag や賃金構造基本統計でジョブ別年収中央値を見ながら期待値を調整してください。
Q5. エージェントは何社使うべきですか?
A. 2社が基準です。1社は大手総合型(リクルートエージェント等)、もう1社はIT特化型(レバテックキャリア・TechGo等)の組み合わせ。多すぎるとスケジュール管理で詰むので、面接管理が破綻しないラインで運用してください。
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よくある質問
Q: 転職に有利な時期はいつですか?
A: 求人が増える3月・9月(年度末・中間決算期)が一般的に転職活動のベストシーズンです。ただし自分のスキルアップ・タイミングを最優先し、準備が整ったら時期を選ばず動くことも重要です。
Q: 第二新卒(卒業後3年以内)の転職は不利ですか?
A: 不利ではありません。企業は第二新卒に「ポテンシャル」「素直さ」「新しい環境への適応力」を期待しています。厚生労働省の「若年者雇用実態調査」でも第二新卒採用に積極的な企業が増加傾向にあります。
Q: 転職エージェントは無料で使えますか?
A: はい、求職者側は完全無料です。エージェントは転職先企業から紹介料(採用後年収の30〜35%程度)を受け取るビジネスモデルです。リクルートエージェント・doda・マイナビエージェントが大手3社です。
Q: 書類選考の通過率を上げるにはどうすればいいですか?
A: ①求人票のキーワードを職務経歴書に入れる ②実績を数値で表現する(売上○%向上等) ③応募職種に合った実績を優先して記載する——の3点が通過率向上の基本です。
Q: 30代・40代での転職は年収が下がりますか?
A: 必ずしもそうではありません。専門スキル・マネジメント経験がある場合は年収アップの転職も可能です。ただしチャレンジ転職(未経験業界)では一時的な年収低下を覚悟した上での長期戦略が必要です。
転職は単なる「職場の移動」でなく、キャリアの意図的な設計です。厚生労働省の「労働経済白書」では、転職経験者の7〜8割が転職後のキャリアに肯定的な評価をしています。自分の価値観と市場のニーズを照合した戦略的な転職が、長期的なキャリア満足につながります。
転職は単なる「職場の移動」でなく、キャリアの意図的な設計です。厚生労働省の「労働経済白書」では、転職経験者の7〜8割が転職後のキャリアに肯定的な評価をしています。自分の価値観と市場のニーズを照合した戦略的な転職が、長期的なキャリア満足につながります。

