未経験からWebエンジニアを目指すなら、まずRubyかPHPが定番です。その理由と、未経験の転職市場でPythonをおすすめしにくい2つの理由、RubyとPHPの向き不向き、言語選びで悩みすぎないための考え方を整理します。
この記事でわかること
- 未経験からWebエンジニアを目指すならRubyかPHPが定番な理由
- 未経験の転職市場でPythonをおすすめしにくい2つの理由
- RubyとPHPの向き不向き(どちらを選ぶか)
- 言語選びで悩みすぎないための考え方
結論を先に書きます
「文系・未経験から、最短でWebエンジニアとして転職したい」なら、選ぶべき言語はRubyかPHPの2択が定番です。理由はシンプルで、「未経験歓迎(ポテンシャル採用)」の求人が圧倒的に多いためです。
AIで話題のPythonは世界的に人気ですが、未経験の転職市場ではおすすめしにくい言語です。
未経験の転職市場から見た3言語
- 主な現場
- スタートアップ・Web自社開発企業で広く使われる
- 未経験求人
- 未経験歓迎(ポテンシャル採用)の求人が多い
- 入口として
- 定番。自社開発企業への転職実績が出やすい
- 主な現場
- 多くのWebサイトで使われ、WordPressもPHPで動いている
- 未経験求人
- 未経験歓迎の求人が多い。フリーランス案件や地方求人にも強い
- 入口として
- 定番。求人数の多さと安定感が強み
- 主な現場
- 人工知能(AI)やデータ分析の分野が中心
- 未経験求人
- 大学院レベルの数学・統計が前提。文法を覚えただけでは評価されにくい
- 入口として
- 門が狭く、未経験の入口には向かない
図:未経験の転職市場ではRubyかPHPが定番で、Pythonは入口には不向き。
Pythonの求人は高度な理系人材向けが中心で、未経験からの入口としては門が狭くなります。
- 未経験のWebエンジニア転職はRubyかPHPが定番。未経験歓迎の求人が多い
- PythonはAI・データ分析向けで数学・統計の前提が高く、未経験の入口には不向き
- RubyはモダンWeb自社開発、PHPは求人数・地方・フリーランス向き。迷うよりまず始めるのが正解
【結論】未経験は「Ruby」か「PHP」の2択
「リモートワークができるWeb系エンジニア」を目指すなら、選ぶべき言語はこの2つが定番です。
Ruby(ルビー)
スタートアップ・Web自社開発企業で広く使われる言語です。直感的で書きやすく、クックパッドや食べログなどもRubyで作られています。未経験から自社開発企業への転職で採用されやすいのが特徴です。
PHP(ピーエイチピー)
求人数の多さと安定感が強みです。多くのWebサイトで使われ、WordPress もPHPで動いています。フリーランス案件も豊富で、地方求人にも強い傾向があります。
この2つが定番なのは、「未経験歓迎(ポテンシャル採用)」の求人が圧倒的に多いためです。
なぜ未経験に「Python」をおすすめしにくいのか
「ニュースでPythonが人気と聞いた。AIも作れるのでは?」と思う人もいるはずです。Pythonは世界的に人気の言語ですが、未経験の転職市場では事情が異なります。
理由1:求人が「高度な理系人材」向けに偏る
Pythonが主に使われるのは人工知能(AI)やデータ分析の分野です。ここの求人で求められるのは大学院レベルの数学知識や統計学のスキルで、「Pythonの文法を覚えた」だけでは評価されにくい構造があります。未経験者にとってはハードルが高くなります。
理由2:Web開発の求人が(日本では)まだ少ない
PythonでWebアプリを作ることも可能ですが、日本のWeb開発現場ではRuby(Ruby on Rails)やPHP(Laravel)が主流です。わざわざ求人の少ない言語を選んで狭き門をくぐる必要はありません。
「Ruby」と「PHP」どちらを選ぶか
おすすめの2つのうち、どちらを選ぶかは「なりたい姿」で決めると整理しやすくなります。
RubyとPHP、どちらを選ぶか
- あなたの「なりたい姿」はどちらに近いですか?
- Rubyモダンな自社開発企業に行きたいならWebベンチャーで働きたい/新しい働き方に憧れる/早く動くアプリを作りたい人に向く
- PHP求人数・地方・独立を重視するなら求人数を重視したい/将来フリーランスでWeb制作もやりたい/地方で就職したい人に向く
どちらを選んでも大きくは外しません。悩んでいる時間があれば、今日からコードを書き始めるほうが前に進みます。
図:Rubyは自社開発志向、PHPは求人数・地方・独立志向。迷うより始めるのが近道。
| 言語 | 向いている人 |
|---|---|
| Ruby | モダンな自社開発企業(Webベンチャー)に行きたい/新しい働き方に憧れる/早く動くアプリを作りたい |
| PHP | 求人数を重視したい/将来フリーランスでWeb制作もやりたい/地方で就職したい(地方はPHPが強い) |
多くのプログラミングスクールがRubyを採用しているのは、未経験から自社開発企業への転職実績が出やすいためです。一方で、求人数や地方就職を重視するならPHPも有力な選択肢になります。
言語選びで悩みすぎないことが大切
ここまで解説してきましたが、実はRubyとPHPのどちらでも大きくは外しません。プログラミングの「考え方」はどの言語も共通で、片方をマスターすればもう片方を覚えるのは難しくないためです。
一番避けたいのは、「どちらにしようか」と悩んで学習を始めないことです。「Rubyの方が年収が高いらしい」「いやPHPの方が需要がある」といった論争を見ている時間があれば、今日からコードを書き始めたほうが前に進みます。
まとめ:スクールのカリキュラムに沿えばOK
- 未経験者が言語を選ぶ基準は「転職しやすいか」の1点でよい
- 定番はRubyかPHP。Pythonは未経験の入口には不向き
- RubyはモダンWeb自社開発、PHPは求人数・地方・フリーランス向き
- 悩むより通うスクールが教える言語をそのまま学ぶのが現実的
仕事にしたいなら、需要のある言語を選ぶのが近道です。基本的には「通おうと思っているスクールが教えている言語」をそのまま学べば問題ありません。「自分の経歴だとどの言語が転職に有利か」は、スクールの無料カウンセリングで相談すると、市場目線で整理してもらえます。
※本記事は執筆時点の公開情報・求人傾向をもとにした整理です。言語ごとの求人状況・スクールのカリキュラムは変化します。最新情報は各スクール・求人サービスの公式情報をご確認のうえご判断ください。

